こみなと日記

2023年-2025年 フランス大学院留学

渡仏4週目 BootCamp

9月25〜10月1日

BootCampが始まった。BootCampは夏休みの期間や学期が始まる前に短期集中で行われるプログラム。内容は各ビジネススクールや分野によって異なる。私の場合はMSc1のコースのなのか緩めで、オンラインで3日で終わった。主にstageやalternanceの申し込み方法、フランス法に基づく労働契約、労働時間や給料の知識習得。alternance契約は一般の給与所得者と同待遇で働きながら学校に通う労働契約で、学費も会社が払ってくれることになる。ただ注意したいのはEU圏外の場合は、alternance契約で働く場合は労働許可証が必要になること。

余談だが、最初、BootCampって聞いたとき、Billy'sBootcampを思い浮かべてしまった。

BootCampが早めに終わったので、息抜きにパリ管弦楽団のオケを聴きに行く。

プログラムはRichard Straussのヨゼフの伝説とバイオリン協奏曲、César Franckの交響曲ニ短調。バイオリン協奏曲は初めて生で聴いた。プログラムの解説を読んでて知ったのだが、この曲はシュトラウスが18歳の時に作曲したもの。またブラームスに影響を受けた箇所が見られるらしい。

週末の読書はMarie VingtrasのBlizzard。アラスカでブリザードに襲われ息子を見失った主人公をめぐる話。一人称や三人称視点で語られるのではなく、登場人物の各々の視点から物語が語られる群像劇形式。フランス語で群像劇形式は初めて読んだ。語る主体によって使われる文体や語彙が変わる。動詞foutreを使う人物の語彙に馴染みがなく、毎回辞書が必要になった。思ったより時間がかかり3割ぐらいで断念。群像劇形式は避けよう。