こみなと日記

2023年-2025年 フランス大学院留学

渡仏7週目 プロジェクトマネジメント

10月16日〜22日

今週は3日間、集中的にプロジェクトマネジメントを学んだ。

 テーマはアトラクションパークの建設で、学校側が選んだチームメンバーと共に議論し、プロジェクトを進めていく。メンバーはファイナンスやデータアナリスト、マネジメントなどそれぞれの分野から1名づつ、計7名で構成。午前中の4時間で発表まで持っていく。フランス語で討論するため、なかなかハードだった。リーダーの使用するフランス語は若者言葉が多く、理解できないことがあったため、議論の方向性からずれた発言を度々してしまった。午後はゲームを通して、アトラクションパークの設立の流れを俯瞰的に学ぶ。予算や期限の管理方法が体感できる良い方法だと思う。

二日目はプロジェクトマネジメントの理論的な方法を学ぶ。企画書、タスクリスト、アイゼンハウワーマトリックスガントチャートの効果的な使用法を学び、それを踏まえてレポートを作成。三日目はそのレポートを互いに評価する。ハードな三日間だったが、プロジェクトマネジメント方法を学べる良い授業だった。

葉が散り始めた。本格的に冬が始まる。

 

日々できる限り英語の研鑽に努めているが、スウェーデンが教育におけるデジタル化に警鐘を鳴らしている記事があって興味深かった。研究結果からデジタルでの学習は読解力の低下を招くらしい。

https://www.rarejob.com/lesson/material/wna/2023/10/18/sweden-brings-more-books-and-handwriting-practice-back-to-its-tech-heavy-schools/

ちなみにフランス語はTV5Mondeの学習サイトを利用しており、時間があるときに取り組んでいる。今週はChristophe Brussetへのインタビューが興味深かった。農業大国フランスでは食品に気を使っている人が多く、食品添加物は少ない印象だったが、意外にも2018年は約700種類認可されていた。現在は半数以上減って約320種類となっている。ちなみに日本は香料を含めて約831種類(令和4年10月26日厚生労働省)。

https://apprendre.tv5monde.com/fr/exercice/7676?id_serie=14761&nom_serie=les_derives_de_l_industrie_agroalimentaire&niveau=b1_intermediaire&exercice=1

週末は Théâtre des Variétés に行き、Panique en coulisseを観る。タイトルを日本語訳するなら「舞台裏のドタバタコメディー」といった感じ。Théâtre des Variétésは以前のフランス滞在時に何度か訪れた劇場。40%引きの案内をメールでもらい、12€なら良いかと息抜きで鑑賞。初め案内してもらった席は1階の後ろの方だった。しかし後から前の方に案内してもらい三列目で鑑賞できた。話の内容は、開演間近だが小道具やら何もかもが間に合っていない、それに加えて恋愛絡みで人間関係のトラブルが発生、終始バタバタしたコメディー。なかなか笑えた。