こみなと日記

2023年-2025年 フランス大学院留学

渡仏9周目 夏時間の終わり

10月30日〜11月5日

 10月の終わりに夏時間が終わり、日本との時差が7時間から8時間になった。フランス側の時間が1時間戻ることで調整される。毎回、この日に腕時計が1時間ズレて驚く。

 11月1日はLa Toussaint万聖節で祝日。小中高と一部の大学は前後で二週間のバカンスがあるが、私が通うビジネススクールは祝日となるだけでバカンスはない。

 寒くなってきたことに加えてスタージュの断りの連絡を受ける。期待していた反面、心が沈む。送ったCVとLettre de motivationを見返してみると確かに微妙。特にCV。これまでに執筆した論文や研究ノートについても言及していたし資格の欄も不必要だと思う。理由は人事担当者が分からないため。もし私が日本で人事担当者だったとして、フランス人の履歴書にフランスでの資格が書かれた場合分からない。

 もう一度CVを修正する。職業経験の欄を充実させる。厳密に修正を重ねる。書き上がったCVの添削をビジネススクールの担当者にお願いするが、返事がない。仕方がないのでChat GPTに添削してもらう。Chat GPTは添削指示を明確にすると面倒臭がりな下手なネイティブよりも良い添削をしてくれる。

 2日間、まるまるCV添削に費やす。1日目で良いと思ったものも2日目には細かなミスが見つかる。慢心をひとつひとつ潰していく。ぐったりしたのでカフェで休憩。CVが出来上がったので、新たなスタージュ先を探しつつ、2社ほど良さそうな企業があったので、Lettre de Motivationを作って送る。返事がくることを願う。

 週末は観劇。Gustave Eiffelを一人で演じるOne Man Show形式のコメディー。パナマ運河事件や労働者のストライキなどについて言及があり、最初は分からなかった。背景知識が分からない話をフランス語でされると、ついていく力がまだ足りない。